2月8日(土)OTA未来カフェ「不登校当事者に聞く」報告
2月8日(土)OTA未来カフェ「不登校当事者に聞く」は22名の参加者があり、各々の思いを伝えあう場となった。
初めに、登壇する若者たちが作成した映像を上映した。学校に行けなくなった子どもに何が起こったのかを40代になった人の経験や専門家の証言などを通して振り返り、また、フリースクールのあゆみなどから、本人が納得して学べる場を選択できることの必要性が伝えられた。休憩をはさみ、10代・20代の3名が学びの場・学び方を選択するまでの体験談と現在の活動の発言があった。管理教育に対する違和感、教師の理不尽な対応、転校、友だちからのいじめなど、不登校となった要因は複合的でありそれぞれだが、家族のアドバイスや学校以外の大人との出会いなどにより自らの学び方を選択して、現在やりたいことに邁進していることを伝えてくれた。参加者も老若男女それぞれの体験から感じたことを話した。ホームスクーリングという学び方で豊かな時間を感じている人、子どもの不登校に対応した人、学習支援をしながらたくさんの情報提供をしている人、現行の教育スタイルに偏りを感じている人、拠り所を持つことも大事という人など、全行程2時間という枠では収まりきらない会となった。
様々な考えに触れることは大人にとっても刺激を受け、深く考えることにつながる。子どもたちに情報提供できるのは大人である。考えを語りあい、気づき、伝える役割を果たせる大人でいたいと感じた。(会員Y)