エコメッセ大田9周年記念企画に参加しました

大田区下丸子にある 環境まちづくりNPO エコメッセ 「エコメッセ大田9周年記念企画」に
2月16日 参加しました。

福島原発事故から9年
ー東電事故現場の危険性と甲状腺がんの多発ー
と題して「NPO法人3.11甲状腺がん子ども基金代表理事 髙木学校所属 医学博士」である崎山比早子さんのお話を伺いました。

9年が経ちいまだに事故後の収束もできず、さらに驚くことに原子力緊急事態宣言がまだ発令中であり緊急事態が続いている状況。そのような中、県外に避難した人への住宅支援の打ち切り、復興を示すかのように20mSv帰還政策がすすめられている。

低線量被ばくによる発がんリスク、県民健康調査による甲状腺検査では経過観察に移行する基準が不明なため真の甲状腺がんの罹患数がつかめていない状況。大人に比べて放射線感受性が高い子どもへの影響が心配である。
一方で不必要に低線量被ばくを危険視することは、福島の復興を遅らせることになるなど軽視する専門家集団もいる。

放射線の健康影響を理解するために遺伝子・DNA損傷から発がんなどのメカニズムについての説明をお聞きし、事故やその後の被害に責任を取るべき人がいまだ政策決定の場にいる現状にあって、個々人が科学的根拠に基づき判断することが重要と改めて考える機会となりました。