上遠恵子さん講演会報告

 「レイチェル・カーソンが教えてくれたこと“いのちの循環”を見つめて」と題し、12月5日(金)Luz大森の大集会室で講演会を開催しました。遅くなりましたが、ご報告させていただきます。当日はたくさんの方が来場され、上遠さんの大変興味深いお話しに耳を傾けられていました。

 上遠恵子さんは大田区在住のエッセイストで、レイチェル・カーソン日本協会会長。代表的著書が『レイチェル・カーソンその生涯』です。
 レイチェル・カーソンの名著『沈黙の春』ではDPP汚染を指摘しています。レイチェルは1958年に執筆に取り掛かりますが、それより先に放射能による環境汚染の危険性を危惧されていたそうです。著書の中では“化学薬品による汚染は、放射能の害にまさるとも劣らず”という表現が数多くみられます。
 最後に『センス・オブ・ワンダー』をぜひ読んでいただきたいと上遠先生がおっしゃっていました。

 参加された方々の感想をほんの一部ですが抜粋させていただきます。

 全く昔の事と感じず、今現在の事として心に響きました。化学物質、放射能、そして戦争というものすべてつながりある問題だという風に感じました。/環境汚染は化学物質だけと思われるが、過去の放射性物質も原因になっているということは忘れられていることのように思います。/戦争を経験された先生の持って行き場のない怒りをお聞きして、あらためて平和のありがたさを感じました。子供時代、知ることより、感じることが大切ということば心にしみました。

 

 

 

 

 

 

 

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