6月29日 OTA未来カフェ「区内の歴史的建造物について」報告

 

 

 

 

 

6月29日は池上梅園の清月庵で「OTA未来カフェ」を開催しました。参加者は12名。清月庵のこと、区内に残る江戸時代の建物の話を中心に和やかな歓談の時を持ちました。もとは池上本門寺の山門下に広がっていた、西田邸と呼ばれる広大な庭園の中にあるお茶室だった清月庵。バブル期にマンション建設のために壊されることになって、その反対運動があったこと、近くにすむお茶の先生が私費で壊されたお茶室を保存、復元、池上梅園に寄贈したことを共有しました。参加者の中に元大工の棟梁がいらして、建物のこと、お茶室のことを解説してくださったのでより理解が深まりました。それにしても心安らぐ美しい清月庵、一つ一つの柱が全て違う木で作られ、精巧な技術が施されている天井などの意匠。芸術家・建築家の感性、想像力は後世にのこる宝であり、人のすばらしさに生きる勇気を得られるものです。古いものを残すことの意義など、集まった方々でおだやかに歓談した楽しいひと時でした。