NPO法人イコールネット仙台 代表理事、内閣府中央防災会議専門調査員で男女共同参画社会の実現のために幅広く取り組み活動しされている宗片恵美子さんを講師に東日本大震災に伴う女性支援の実態について伺いました。
今回の震災発生に伴い「せんたくネット」(被災者の洗濯物をボランティアが自宅で洗濯し届ける活動)を立ち上げ、被災女性のニーズの掘り起こし支援活動をされました。
避難所運営のリーダーはほとんど男性でありどうしても女性の視点が欠けてしまうということでした。
女性の声が届きにくく、あきらめと我慢の生活を送られている中で、基礎化粧品の提供や化粧品メーカーと協力して行ったハンドマッサージ、フェイスマッサージは大変喜ばれたとのことでした。介護や子育てといった役割がまだまだ女性にあり、多様な女性の暮らし方にも対応していくために、今後は復興のアドバイザーや地域での防災リーダーに女性の育成が重要と思います。
宗片さんの穏やかな笑顔で多くの方が元気付けられたと感じました。