報告した内容は以下の通りです。
1. 第二回定例会 議会質問
①プスチック焼却に伴う予想外の温暖化ガス排出増
プラを可燃ごみにしたことで可燃ごみが約22%増。当初予測9%を大幅に上回っている。また、ごみの中に占めるプラスチック割合も予想の10%から23%になってしまった。微増=0.7万トンから96万トン増になっている。
これは、分別リサイクルしている横浜市や名古屋市の数値をもとに算出したため。
温暖化ガス排出を抑制するために、プラスチックは出来る限り燃やさず資源化することが大切。
23区でリサイクルを積極的に進めている杉並区でもプラスチックの割合は14%近くになっている。相当の分別の徹底と資源化が必要になる。 資源化することで、拡大生産者責任を持たせごみ排出を抑制することも可能になる。
② 馬込車両工場跡地活用
東京都は、都営地下鉄車両工場の跡地19,960㎡を民間事業者にプロポーざるにより開発させることに決定。
以前からこの土地は、公園・福祉施設など地元から多くの要望があった。民間事業者の開発に任せれば、高層マンションや大型店舗などが誘致される可能性があるが、それらは、地元の要望と必ずしも一致しない。
しかも、この土地は、工場だったため準工業地域。準工業地域は、その周辺の住居地域に比べ規制がゆるく、高い建物が建つ可能性がある。しかも、工場でなくでもこの用途の建築規制により開発が可能。
大田区として、この地域のまちづくり方針を明確に示し、紛争を予防することが重要。
③ 大森南のアスベスト環境被害と大田区の課題について
大田区大森南でアスベストを扱っていた工場の跡地周辺の住民と元住民にアスベストが原因とされる症状の患者がでていることが明らかになった。
現在、仕事によるアスベストの被害者は労災で補償される。しかし、クボタのように工場周辺に住んでいた環境被害と呼ばれる人たちは、アスベスト新法による救済しか受けられない。
その理由として、アスベストの環境被害者は、原因と疾病との関係が明らかでないからといわれている。
今回、区は、大森南周辺の人たちの健康調査を行ったが、報告書では、アスベストの原因と症状の見られる方たちの因果関係は指摘されていない。
今後のアスベストの課題は、公害認定であり、公害認定にするためには、環境被害者と原因との因果関係を医学調査によって明らかにすることが重要になる。
環境省では、アスベストの健康リスク調査を行っており、区として環境省に調査を依頼することが求められる。
3.呑川の改修工事
生物環境にも配慮すると区は答弁していたが、現在、進められている工事は、今ある水のたまっている箇所を平坦にしてしまうため、そこに生息しているうなぎなどがいなくなってしまう恐れがある。現在、都議に相談中。
4. 大岡山のマンション紛争
商店街で守られてきた環境を、開発業者が一方的に破壊する。住民は反対しているが、建築基準法に従い合法であると一歩も譲らない状況。
地域で協力して運動を継続中。
5. 温暖化についてテレビ放映
議会質問報告をHPに掲載したところ、フジテレビより取材依頼が有。
予測に反し温暖化ガスが増えていることをわかりやすく中継してくれた。
(全国放送)
6. 六ヶ所村ラプソディー上映会
・9月14日18時15分〜
大田区民ホール アプリコ地下一階 展示ホール(¥1,000前売り)
7. 8.15平和祈念コンサート