田園調布せせらぎ公園 水辺の生き物調査に参加

パックテストで確認中
パックテストで確認中
 8月22日(日)。暑すぎる気温のもとでしたが、「おおた環境探検隊」と「生活クラブ運動グループ大田地域協議会」が共催する調査に参加しました。

 子どもたちを中心に、水質調査と生き物調査に挑戦しました。共立理科学研究所社員の方々が多数参加され、彼らに引率してもらいながら園内の第一湧水(田んぼ)・第二湧水・中央池の水質を調査しました。
 事前練習を済ませた小学生と就学前の子どもたちが2グループに分かれて、水の採取からパックテストを行いました。
また、水辺の周りにいる生物にも目をやり、それぞれに記録を取りました。
 午後は、園内にある落ち葉を、ひとり10種類を目標に採取に挑戦しました。どんぐりや蝉の抜け殻も拾いました。引率者小坂さんの説明で、落ち葉のある地面を見たり、木を見上げて比較をしたりしながら園内を散策。部屋に入り、落葉樹・常緑樹を分ける作業を通して、様々な木が生息していることを知りました。
後半では「おおた環境探検隊」が準備された園内で観察された植物や昆虫の画像が上映されました。四季を通して、草花、昆虫、蝶、鳥など多くの生き物が生息していることが分かり、盛りだくさんの一日となりました。
 
 子どもたちの調査が終了した後には、昨年はすっかり水が引いていた第三湧水を調査しました。水槽内には、たっぷりの水が溜まっており、透明度も高いため約1.5mの水底まで見ることが出来ました。
 なぜ昨年は水が引いていたのか?実は今年は第一湧水の湧き水が出ておらず、現在田んぼに張られている水は水道水に頼っているとの事です。昨年との違いに驚きました。地下水の流れについては、近隣の大規模建築や雨量などで変化すると言われています。しかし、分からないことが多い為、観察を続ける必要があると思います。水量が安定して豊富であれば有効な活用法を検討することも可能になります。見続けていきたいものです。(や)