政治塾「後見人制度」~NPOはせさんずさんに教えていただきました

【後見人制度】政治塾今回の政治塾は、以前の政治塾にお越しいただいた方の「後見人制度について知りたいのです」というリクエストにお応えして企画しました。寒い中、とてもたくさんの方が集まられました。会場が狭いくらい。みなさんの関心の高さを痛感いたしました。
講師には、大田で長く在宅生活支援のご活動をなされているNPO法人たすけあい大田はせさんずの方々に来ていただきました。
制度説明のビデオを拝見し、お年寄りの健康状況や家族環境によっては選択肢の一つとして”成年後見人”を選べることを学びました。
成年後見制度は、導入から十年以上経過しますが、あまり普及していません。しかも既に痴呆などを発症し、困った状況が起きて家族などからの申し立てで行なわれる「法定後見」に利用が偏り、本人が将来に備えて、自分の意志で後見人を指名できる「任意後見」はあまり利用されていないようです。具体的に自分の場合どうするといいか?「法定後見」「任意後見」果たしてどちらがよいか?みなさんから質問がたくさん出されていました。昨年1月から「はせさんず市民後見事務所」を開設されておられる講師からの実感あるご回答に、みなさん熱心に聞き入られていました。
既に高齢化社会に突入しているにもかかわらず、後見人が必要と思われる状況がたくさんあること、一方で制度としてまだまだ課題の多い状況にあることも教えていただきました。豊かな年金をもらうお年寄りと、不安定な雇用で、つい個人の資産の年金も家族の収入にカウントされてしまっている社会状況も垣間見えます。
はせさんずのみなさま、非常に有意義なお話、ありがとうございました!

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